人生の空欄を埋めていく旅

勝手気ままにいきていきたい人のブログ

言葉を鵜呑みにしない

人の話を聞くときもだし、本を読むときもだけど、言葉をそのまま鵜呑みにしない。

 

結局言葉というのはその人の本意を反映できるものではない。

 

ソシュールシニフィエシニフィアンの話ではないが、言葉というのは人間の思いの借り物にすぎない。

 

簡単に、人の感情を表すことはできないのだ。

 

その人の言いたいことを汲み取ろう。

 

具体的には自分の言葉に直してみればいい。

 

「英語を学べ」という人がいたとしよう。

 

その人は「外国に行った時にハジをかくから学んだ方がいい」という意味で言っているかもしれないし、「海外旅行で騙されないために学んだ方がいい」と言っているかもしれない。

 

もっと言えば、「将来グローバルな企業に入りたいのであれば」という意味で使っているかもしれないし、「英語の情報を取りに行くことができる」という意味で使っている。

 

もしくはその全てを含めて「英語を学んだ方がいい」と言っているのかもしれない。

 

そういう風にその人の言いたいことを自分に落とし込むのだ。

 

それが「自分の言葉で伝える」という意味。

 

言葉を鵜呑みにしないことなのだ。

 

GAFAは世界に君臨し続けるのか? 第3回:台頭してくる者 ~新たな騎士の誕生 ~

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第1回では5〜10年後、GAFAの世界企業としての地位は揺らがないことを述べ、第2回では20年後、その地位を保ち続けるも徐々にその牙城が崩れかけてくることについて言及した。

そしてこの第3回では30年後、シンギュラリティの5年後とされる2050年においてGAFAがどうなっているのか、そしてその後台頭してくるビジネス、事業、分野について考えていきたい。

大仰な未来図を描くのはSFの得意分野であるが、ここではできるだけ現実に即した(人々の感情を考慮に入れミクロ的な視点で)未来予測を行なっていきたい。

 

さて、まずGAFAになるがこの頃になるとGAFAと言う言葉は過去のものになるだろう。

しかしそれは何もGAFAが潰れることでも企業として破綻することを意味しない。

私が言いたいのは、世界をトップリーディングする会社が他に出てくるということだ。

それは農業かもしれないし、医療かもしれないし、もしかしたら美容やアート、ITファンクションかもしれない。

なんにせよこの頃にはもうGAFAという構図はなくなり変わりの台頭してくる企業のイニシャルワードが生まれていることだろう。もしくは突出した企業はいなくなり数百の企業同士で争う企業小戦国時代に突入するかもしれない。

ただIBMマイクロソフトユニクロトヨタがそうであるようにGAFAはこの時代も大企業として世界の中枢を担う企業であることは間違い無いだろう。

 

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https://militaya.pixnet.net/blog/post/45550282?m=on///////

第2回でも述べた自動運転の分野ではイーロンマスクが主導するテスラなどは新たなる騎士として名が挙がりやすいであろう。

さらにスペースXにおいても火星移住はまだしも宇宙事業において何らかの進展をみせる可能性は非常に高い。

しかし、私はイーロンマスクが主導する事業の中でテスラでもスペースXでもない第3の事業が2050年に世界を席巻すると声を大にして言いたい。

それが、Neuralink(ニューラリンク)である。

nlab.itmedia.co.jp

 ニューラリンクが行なっている事業を簡単に言えば、脳機能とIT機器とを繋げようという試みである。

通信可能な小型チップを脳に埋め込み、そこからBluetoothなどの無線で外部ウェアに通信を行うというまさにSFのお話なのである。

もしこれが開発されれば私たちの耳がそのままレコードになり、目がカメラになり、体全身が探知機となるだろう。

もし21世紀初頭の大発明がスマートフォンであるとするならば、半期の大発明はこのブレインインターフェースになると私は考えている(もちろん個人的な希望の面も大きいが)。

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https://www.ghostintheshell-sac2045.jp/ 攻殻機動隊(Ghost in the shell)のような電脳世界ももはや近いと言える。

 

このブレインインターフェースは21世紀を驚かせる発明になるであろうが、他にはどのような分野や領域を注目すべきか。まず医療は何に置いても注目しておいて損はないだろう。既に、ダ・ヴィンチのような自動手術装置は開発され(あえてロボットではなく装置と名付ける)、今後もナノミクロンベースの医療テクノロジーの発展は凄まじいだろう。そこで免許がいらなくなると主張する人もいるだろうが、今後もそうした免許は必要になってくる。なぜならAIや医療ロボットは最適な術を示すことや最高の手術ができるとしてもそれを患者にまで落とす人や実際に術途中に転換することができるのは人間の意志であるからだ。

最も、もし天才医学者やそれこそダヴィンチ、エジソンアインシュタインのような天才の思考を模写できるAIなどが発達するのであれば最早凡人は考える必要などないだろう。

 

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私たちの脳は通常10%程度しか使われていないというが、その神秘さを暴き出す者は現れるのだろうか

他には、農業、航空業、二次産業全般、金融様々な分野で発展が考えられるが、一番重賞視されるのはリーダーシップ。本当にすごい人は普遍的で歴史が物語っており大衆を先導できるような人物なのである。それができる者はいつの時代でも覇権を握ることができ、そして人々の渇きを潤すことができる。

しかし、ここで重要な問題が浮上してくる。GAFA亡き後に(実際になくなるわけではないことは先ほど述べた)台頭してくる者たちはなにをもってその世界の覇権を握ったと言えるのか。海上に国をつくることなのか、金に代わる新しいシステムを作り出すことなのか、それとも目くじらを立てる必要もなくなるほど管理システムをつくる自動生成プログラミングなのか。

最終の第4章では、いまから60年後の2080年にスポットあて、どのような世界になっているか最終的なGAFAの立ち位置、そしてその後の模様について語っていきたい。

GAFAは世界に君臨し続けるのか? 第2回:変化する構造と崩れるGAFA

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%81%AE%E9%BB%99%E7%A4%BA%E9%8C%B2%E3%81%AE%E5%9B%9B%E9%A8%8E%E5%A3%AB

ヨハネの黙示録の四騎士)

まず結論から言えば、今から20年後2040年にGAFAの牙城は崩れる。

GAFAという言葉は過去のものとなり、世界経済の覇権図は大きく姿を変えるだろう。

特にこの頃になるとFacebookAppleは現在と比べると大きくその地位を下げていることだろう。

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GAFAは世界に君臨し続けるのか? 第1回:現出する時代と相互作用

 

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IT業界のトップに君臨する「GAFA」がアリババやNetflixに主役を譲る日はやってくるか|@DIME アットダイム

 

現在世界経済の覇権を握っているとされるGAFA

Google(G)、Amazon(A)、Facebook(F)、Apple(A)の4つの頭文字からきている言葉だが、 彼らの覇権はいつまで続くのであろうか。

今回の記事では、5~10年後の2025年~2030年、20年後の2040年、30年後にあたる2050年、 そして、50年後の2070年と4つの年代に分け、GAFAが一体どのようになっていくのか、衰退するのか成長するのか、はたまた消失するのか。

また、どういった分野の企業が 台頭していくのかを分析していく。

そこでは一体どんな世界が広がるのか時代背景とともに考察を行っていきたい。

 

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https://www.glocaltimes.jp/career/4961



目次

 

1、現出する時代と相互作用 :  5~10年後(2025~2030年)

2、変化する構造と崩れる GAFA  : 20年後(2040年)

3、台頭してくる者 ~新たな騎士の誕生 ~:30年後(2050年)

4、アニメの世界が実現に? 意思決定を機械に委ねる時代に突入 : 50年後(2070年)

 

1、現出する時代と相互作用 5~10年後(2025~2030年) 

 

来年2020年に行われる東京オリンピック

そこから5年後、10年後は一体どうなっているのか。

通信分野においては2020年より本格的に開始する5Gサービス(第5世代移動通信システム)が注目されるだろう。

量子コンピュータの開発とともに通信、処理速度を向上させ、技術革新のスピードを限りなく上げていくことだろう。

2026年にはアントニ・ガウディサグラダ・ファミリアがスペインで竣工予定であり、アジアではベトナムやインドなど 地下鉄といった交通網が発展していく。

日本では、コンビニをはじめ無人のレジが普及していくとされ、キャッシュレス決済は2027年に総決済の4割になるとまでいわれている。

そんな中GAFAはいずれもその覇権を保ち続けていることだろう。

それほどまでに彼らが保持しているリソースは大きい。

携帯やパソコンを持つものは一日に一回は検索 するであろうGoogle、そしてその検索においてネット販売のSEOのトップに君臨するAmazon、 月間のアクティブユーザー数23億8000万のFacebook、そして休日にその敬愛するカスタマーが絶えない Apple

大量の顧客データを保持する彼らの牙城は簡単には壊れないであろうし、また比肩する企業も なかなか思いつかない。

GAFAの批評家で有名なスコット・ギャロウェイなどはアリババ、テスラ、ウーバーなどを次の第5の騎士 の候補として挙げている。

実際にここ何年かでそれらの企業を耳にする機会は確実に増えている。

いずれにしても三次産業であるサービスを提供する企業であり、消費者にとって馴染みが深いという 特徴があげられる。

先述したように今では一日の中でいずれにも触れないという日を作ることは難しい。

莫大な利潤を稼ぎ、他の企業よりも抜きんでた商品を作るというだけではなく、この普及性こそGAFAGAFA足るゆえん だと言える。

 

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スコット・ギャロウェイ:ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。自身としても起業家の経歴を持ちニューヨーク・タイムズゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。その著書に『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』等がある。 https://toyokeizai.net/list/author/%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4

 しかし、そんなGAFAの中でまずその勢いを落とし始めるものも存在すると考える。

それはAppleだ。

Appleは携帯やパソコンのハードを作る会社でなんといってもそのデザイン性、 そしてスティーブ・ジョブズのプレゼンと逸話によるところは大きい。

しかし、ジョブズが亡くなった今では、企業は成熟期に突入し、今後大きな発展は難しい。

スマートウォッチの開発や年々売り上げが上昇していることを鑑みれば、 まだまだ飛ぶ鳥を落とす勢いと思えるかもしれないが、利益率は停滞、降下気味だ。

現CEOのティム・クックはもちろん素晴らしい。

2018年8月にはAppleの株価は207.05ドル(約22,400円) であり、これはジョブズが亡くなった年の2011年10月の50.53ドル(約5,500円)と比べると3倍以上に 膨れ上がった。

それなのに勢いを落とし始めるというのは甚だ検討違いかもしれないが、現在の勢いも 亡きジョブズの功績が大きく起因している。

人々の心は移り変わりやすく次第にAppleの伝説は薄まっていく。

もちろん2030年まではGAFAとして君臨し その後も大企業として少なくとも今世紀近くは生き残るであろう企業であるが、まず四騎士の中で 脱落する企業だと考える。

あえて言わせてもらうが彼らはデザインと機能重視のハードを作成している企業に過ぎない。

言ってしまえば、プラダやルイヴィトン、ポルシェといったブランドと装飾ないのだ。

現に企業で扱うOSは今でもWindowsLinuxが主流である。

AppleMacは若者を中心にベンチャー企業における需要が高い。

他の三騎士GoogleAmazonFacebookのサービスはwebやアプリケーション、顧客情報にダイレクトにアクセス できる。

ビッグデータやAIの発展の前提にはとてつもない情報が必要だということ。

Appleは他3社に比べると情報収集という点でやや劣ると言わざるを得ない。

もし後述するホログラム搭載の携帯やウェアラブルな携帯、コンタクト型インターフェース などを開発する企業が現れると、Appleは老舗ブランドの携帯・PCの会社になっていく可能性は大いにある。

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https://lovemac.jp/2215

(続く)  

情報無価値時代

情報の価値が無価値に近づいてきている。

 

実際に、どんどん知識人たちは情報を惜しみなくSNSやブログ、メルマガで発信している。

 

インターネットにおいても調べれば情報は出てくるし、なにより皆情報は包み隠さず共有していくものだと実感してきている。

 

もはや企業内だけで情報を包みそして共有を行う時代は終わった。これからは社内外問わず共有を行わなければ、世の中の発展は厳しいと実感しているのではないだろうか。

 

特に日本も少子高齢化がすすみ、どの企業も人材の確保が難しくなっている。

 

技術や知識や技を継承するのにある程度の犠牲は致し方なく、また外にも情報を共有して守っていかなければならない。

 

若い世代ほど顕著に感じていると私は思う。

 

自分の周りにも年下ほど海外といった外への視線を持つものが多い。

 

やりすぎ都市伝説の関暁夫はご存じだろうか。

 

彼は、今からの時代はいかに異なる者の存在を認めるか、昭和的ではなく開放の時代へと向かい特に都心ほどそれが顕著に表れているという。

 

アウトプットの重要性がこれほど問われる時代もない。

 

人と出会ったら、SNSやブログでは、どんどん情報を公開していかなければ手遅れになってしまう。

 

例えば、海外へ行きたいけど金がないという人がいるが、私なんかは治験でただどころかいくらか稼いでイギリスを往復した。

 

往復の航空券は斡旋した会社が払ってくれた。

 

田舎といえど東京より高い初任給の有限会社もあったし、新卒から海外に行く経験が与えられる会社も今や珍しくない。

 

常識では考えられないが「もしかしたらこんなんあるんじゃない?」というのが実際にある世の中だ。

 

そうした世の中では実力よりもリサーチ力、情報収集力が命運を握る。

 

もし与えた以上に私たちが得ることができないのだとすれば、良質な情報を得るには良質な情報を仕入れどんどん右から左へと流していくしかない。

 

今世の中はただ悠然と暮らすのではなく、種の存続のために最悪の想定で動いていかなければならないと本気で考えだしている。

 

実業家たちーー有名どころで言えばイーロンマスクがスペースXを立ち上げ、アメリカのトランプ大統領は宇宙軍を作ることを決めた。

 

地球がいつ壊れてもいいよう地球以外の場所に住む選択肢も考えていかなければならないと知識人たちは考えている。

 

日本的な鎖国的、ムラ社会、空気を読む文化はどんどん廃れていくだろう。

 

もはや政府ごときではその国そのものを制御しきれない時代に入ってきている。

 

これからの時代は、わかる人同士が互いにつながり、わからない人は置いてけぼりにあうそんな時代になっていく。