人生の空欄を埋めていく旅

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GAFAは世界に君臨し続けるのか? 第2回:変化する構造と崩れるGAFA

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%81%AE%E9%BB%99%E7%A4%BA%E9%8C%B2%E3%81%AE%E5%9B%9B%E9%A8%8E%E5%A3%AB

ヨハネの黙示録の四騎士)

まず結論から言えば、今から20年後2040年にGAFAの牙城は崩れる。

GAFAという言葉は過去のものとなり、世界経済の覇権図は大きく姿を変えるだろう。

特にこの頃になるとFacebookAppleは現在と比べると大きくその地位を下げていることだろう。

 

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https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/

Facebookの日本国内年代別使用者数。10代、20代の使用者は他の年代に比べるとかなり少ないことがわかる)

 

先の記事で述べたが、Appleはブランド会社に移行し、Facebookも古きSNSとなっていくことだろう。

Facebookが衰退する原因の一つとして万人にウケるものではないこと、またその唯一無二の情報リソースを有効活用できないと思われることの2つが上がる。

Facebookのメインユーザーは30代、40代、さらには50代であり、10代、20代の登録数も多いものの使用率はいまいち伸びない。

今のメインターゲット層が50代、60代・70代になる2040年にSNSとして現在の地位を保っているとは考えにくい。

それでもFacebookは多くの情報源リソースを持っている。

Instagramも買収した今、彼らはどの年齢層がどんなことに興味がありどんなことを思い活動どんな活動をしているのかをリアルタイムで把握することができる。

そのリソースを最大限に有効活用することができれば、Facebookは無二の企業となるが、そこまでの成長を狙っているとは思えない。

彼らがもし本気であるならば、AI、ビッグデータ、ブレインビジネスにもっと荘厳と取り組むからである。

 

ただ、同時に面白いニュースが入っている。

それは彼らが脱Googleに向け、独自のハードウェアやOSを持とうと動き始めたのだ。

jp.techcrunch.com

 

脳内の思考をハードウェアで先読みすることでFacebookは、人々が「どんな活動をしているか」から「どんな活動をしていくか」に移行しようというのだ。

この取り組みが例えばスマートフォンのサイズで行うことができれば、彼らはまたGAFAと比肩する地位を確立できるだろう。

GoogleAmazonに関しては、上流にあたるネット基盤そのものと多大な顧客情報という武器をもっているため世界を180°変えるような革命的な技術革命が起こる以外は、その地位は揺らぎにくいと考える。

 

彼らの強みは本ビジネス(webと物流)以外のそこから派生したサイドビジネスである。

Googleグラスや自動車産業への介入、データベースの貸し出し業など。

彼らはTOP企業に上り詰めた今でもその築き上げた城の手入れ、補強に予断を許さない。

そんな2040年には世界で一体どんなことが起きるのか。

様々な文献、情報とともに私の推測を含めた世界図を以下に述べていきたい。

この頃になると自動運転の普及が先進国を中心にかなり進む。

 

もちろん2020年現代においても既に開発され公道でのテストも行われているが、それが普及し当たり前になるには法整備や道路網などいくつもクリアしなければならない課題が存在する。

 

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2040年頃になりようやくその普及率が上昇してくる。

ライト兄弟が飛行機を開発したとしても旅客機として機能するまでには何十年もの時が必要だということだ。

そして国のGDPにおいて、中国がアメリカに追いつき追い越すのがこの年代になってくるだろう。

中国は世界一の人口に加え、BATHというGAFAに追いつこうとする企業が出現している。

しかし、一人当たりのGDPは結局のところアメリカも日本も中国もトップ10には入らない。

総生産の数値はある程度人口に比例するだけといっても問題はないだろう。

2045年にはシンギュラリティの問題とされているが、私たちが想像するようなAIの暴走は起きないだろう。

私は楽観主義者でも悲観主義者でもないが、ターミネーターやAIロボット、マトリックスのような人間がロボットに支配される世界はやってこないから安心していただきたい。

 

AIを暴走させるには結局のところの人間の手が必要であるからだ。

先ほど上げた自動車にしろ、産業にしろ、農業にしろ、医療にしろ、この年代のホットキーワードは「自動化」になるだろう。

どれだけ泥臭い仕事を人間の手から離し機械に任せていくか。

そして第三章ではついにGAFAに次ぐ超新星、新たなる騎士を予測していきたい。

どの企業かというのは難しいが(なぜならまだその名前すら生まれていない企業もあるからだ)、どの分野のどういった事業を行う企業が世界の覇権を握っていくのか考察を行う。

 

果たして30年後の世界はどうなっているのだろうか。