人生の空欄を埋めていく旅

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GAFAは世界に君臨し続けるのか? 第3回:台頭してくる者 ~新たな騎士の誕生 ~

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第1回では5〜10年後、GAFAの世界企業としての地位は揺らがないことを述べ、第2回では20年後、その地位を保ち続けるも徐々にその牙城が崩れかけてくることについて言及した。

そしてこの第3回では30年後、シンギュラリティの5年後とされる2050年においてGAFAがどうなっているのか、そしてその後台頭してくるビジネス、事業、分野について考えていきたい。

大仰な未来図を描くのはSFの得意分野であるが、ここではできるだけ現実に即した(人々の感情を考慮に入れミクロ的な視点で)未来予測を行なっていきたい。

 

さて、まずGAFAになるがこの頃になるとGAFAと言う言葉は過去のものになるだろう。

しかしそれは何もGAFAが潰れることでも企業として破綻することを意味しない。

私が言いたいのは、世界をトップリーディングする会社が他に出てくるということだ。

それは農業かもしれないし、医療かもしれないし、もしかしたら美容やアート、ITファンクションかもしれない。

なんにせよこの頃にはもうGAFAという構図はなくなり変わりの台頭してくる企業のイニシャルワードが生まれていることだろう。もしくは突出した企業はいなくなり数百の企業同士で争う企業小戦国時代に突入するかもしれない。

ただIBMマイクロソフトユニクロトヨタがそうであるようにGAFAはこの時代も大企業として世界の中枢を担う企業であることは間違い無いだろう。

 

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https://militaya.pixnet.net/blog/post/45550282?m=on///////

第2回でも述べた自動運転の分野ではイーロンマスクが主導するテスラなどは新たなる騎士として名が挙がりやすいであろう。

さらにスペースXにおいても火星移住はまだしも宇宙事業において何らかの進展をみせる可能性は非常に高い。

しかし、私はイーロンマスクが主導する事業の中でテスラでもスペースXでもない第3の事業が2050年に世界を席巻すると声を大にして言いたい。

それが、Neuralink(ニューラリンク)である。

nlab.itmedia.co.jp

 ニューラリンクが行なっている事業を簡単に言えば、脳機能とIT機器とを繋げようという試みである。

通信可能な小型チップを脳に埋め込み、そこからBluetoothなどの無線で外部ウェアに通信を行うというまさにSFのお話なのである。

もしこれが開発されれば私たちの耳がそのままレコードになり、目がカメラになり、体全身が探知機となるだろう。

もし21世紀初頭の大発明がスマートフォンであるとするならば、半期の大発明はこのブレインインターフェースになると私は考えている(もちろん個人的な希望の面も大きいが)。

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https://www.ghostintheshell-sac2045.jp/ 攻殻機動隊(Ghost in the shell)のような電脳世界ももはや近いと言える。

 

このブレインインターフェースは21世紀を驚かせる発明になるであろうが、他にはどのような分野や領域を注目すべきか。まず医療は何に置いても注目しておいて損はないだろう。既に、ダ・ヴィンチのような自動手術装置は開発され(あえてロボットではなく装置と名付ける)、今後もナノミクロンベースの医療テクノロジーの発展は凄まじいだろう。そこで免許がいらなくなると主張する人もいるだろうが、今後もそうした免許は必要になってくる。なぜならAIや医療ロボットは最適な術を示すことや最高の手術ができるとしてもそれを患者にまで落とす人や実際に術途中に転換することができるのは人間の意志であるからだ。

最も、もし天才医学者やそれこそダヴィンチ、エジソンアインシュタインのような天才の思考を模写できるAIなどが発達するのであれば最早凡人は考える必要などないだろう。

 

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私たちの脳は通常10%程度しか使われていないというが、その神秘さを暴き出す者は現れるのだろうか

他には、農業、航空業、二次産業全般、金融様々な分野で発展が考えられるが、一番重賞視されるのはリーダーシップ。本当にすごい人は普遍的で歴史が物語っており大衆を先導できるような人物なのである。それができる者はいつの時代でも覇権を握ることができ、そして人々の渇きを潤すことができる。

しかし、ここで重要な問題が浮上してくる。GAFA亡き後に(実際になくなるわけではないことは先ほど述べた)台頭してくる者たちはなにをもってその世界の覇権を握ったと言えるのか。海上に国をつくることなのか、金に代わる新しいシステムを作り出すことなのか、それとも目くじらを立てる必要もなくなるほど管理システムをつくる自動生成プログラミングなのか。

最終の第4章では、いまから60年後の2080年にスポットあて、どのような世界になっているか最終的なGAFAの立ち位置、そしてその後の模様について語っていきたい。