なぜ東京へきたのか?
この記事は、地方から東京へ出ようかと思っている若者に向けて書いています。
就活や転職活動、また日々の生活でよく聞かれる質問に、
「なんで東京に来たの?」と訊ねられることがある。
その問いに関して正直に答えるのであれば、「大学時代に僕が傾倒していた著者(千田琢哉という自己啓発本を書く人だが、)その人が本の中で、「迷っているのであれば東京へ行け」と言っていたからだ。本当にそれが決めてでありそれ以外の理由はないこともないがあまり大きくはない。
ちなみに、他の理由としては、
・中の良さげな友達がわりかし多かったから
・やっぱり魅力的なコンテンツが多いかなと思った
・六本木や新宿の都会さに憧れた
くらいだ。
そして、今、東京で一年半の生活をかけて、地方だった頃の僕と東京で生活してみた僕。地方と東京振り返って見たときにどちらがいいのか。そして、今後の僕はその考えのもとどうしていくのかを発信していきたいと思った。
それでは拙い経験の僕ではあるが、それでも届くものがあると思ってこの記事を書いていこうと思う。
1、東京へ出て来てみて
東京へ出て来て思ったことは、「わりかし思ったよりあんまり変わらない」、だ。僕は広島出身なのだが、広島にいた頃と東京で生活している今と、大学生の頃の自分と社会人の頃の自分とあまり変わらないということだ。映画見たりファミレスに行ったり、友達と遊んだりで、そんなに変わらない。なんなら家賃が高くて東京の方が不便だと思うくらいだ。同じ家賃払うくらいなら広島の市内のいいとこに住みたいと思う。
もう結論から言ってしまうのだが、正直、広島の方がいい。
じゃあなんで東京にいるの?、という問いにはあとで答えるから待っていてほしい。
もしかしたら答えないかもしれないが。
まぁそれはさておき、東京に出ても大きくは変わらなかった。
けど、街はやっぱり都会だから歩いていて全然飽きない。
あと、人が多いからやっぱり活気があっていいとこはある。
でも、今の時代、アマゾンとかライブだって広島くらいの都市ならいくらでも開催しているからそんなに東京で得られるメリットはないかも。
あとは、東京の方がやっぱりサービスやITに精通している方が多いイメージだが、それも結局は分母の問題な気がする。
東京で勝ち抜くことは厳しく、広島では楽々勝てるかもしれないが、なかなか時間がかかることが挙げられるだろう。その分後々自分の後を追う者たちも東京の方が多い気がするのだが。
ただ、もし今の自分が大学卒業時に戻るとするのであればおそらく広島に戻ると思う。
広島から出ていかないという表現が妥当か。
でも東京はやっぱりイケてる人が多いのかもしれないね。
けどそこらへんも、地方で自分がイケてる人になればいいという気概で生きていけばよくね?と思っちゃうわけだけど。
2、東京はとにかく人が多い、早い、家賃が高い
東京ほど人が多く、せかせかしている人が多い都市を僕は知らない。もちろん世界を探せばあるのかもしれないが、イギリスもベトナムのホーチミンもそんなではなかった。ロンドンはもっと落ち着いているイメージだったし、ホーチミンは人の多さこそ負けないが、若々しく、いい意味で賑やかだった。一方東京は中年のサラリーマンがスーツを着て、せかせか生きているイメージがあり、それが僕はなんか不気味さを感じた。このまま定年までこんな感じで働くのかと思うとなんか嫌な気持ちになってくる。とりあえず服は私服がいいなと思った。後、本当に人が多いからあらゆるところで競争率が高く、嫌という程スピードが早い。いいイメージを抱く若者が多いかもしれないが、その幻想の裏では、このようなものが潜んでいる。
あとはとにかく家賃が高い。
物価はある程度抑えられるが、家賃は普通に倍近くかかると見て間違いないだろう。
ここを抑えるのは至難の技であり、これが東京に住むデメリットである。
3、人によってはもちろん東京ありじゃない?
やはり地方には真似できない仕事や文化が東京にはある。上場企業が多い東京には監査法人の本社はだいたい丸の内とかにあるし、IT系のインターネットサービスベンチャーも多い。人の多さから言っても、多くの人と関わりを持ちたいと思う人であればこんな適した場所はないだろう。しかし、じゃあ僕にとってはどうなのだろうかと考えた時、広島なのか東京なのか、なぜ東京で転職したのかを次に述べていきたい。
4、それでも東京を選んだわけ
さて、新卒で入った会社を1年半でやめ、次の会社へと転職したわけなんだが、それはまた東京の中堅ベンチャーだった。会計からITへ鞍替えはしたのだが、大きく変わったところは精神的により落ち着くようになったということくらいだ。まぁ、それはそれで大きな進歩な訳なんだが、現に転職活動をしている時に地元でよくお世話になって人からこっちへ戻ってこないかと誘われたこともあった。とても魅力的な内容で、大まかに言えばその人の地酒などの仕事の手伝いをしつつ自分一人で稼げるようになっていかないかというものだった。
正直、まだ一人でやっていく自信がなかったというのが大きな理由で恥ずかしいばかりなのだが、東京へ在留したわけは、もう一社だけでも経験しておきたかったからだろう。違う会社に入れば、もっと違う景色が見えるかもしれないし、いい思いができるかもしれない。あと、前の会社で金融系の大手にいって、コーポレートガバナンスとかそういった金融の専門知識を使った仕事をしていきたいなとそう感じたからだ。
しかし、それはそれで楽しくなさそうだと思ってきた今で、今はどちらかと言えば自分で何かを生み出していきたいと思うようになってきた。それはITを使った何かかもしれないし、地方の活性化に繋がる何かかもしれない。
そういうわけで、とりあえず入ったからにはしばらくは経験を積んでいくつもりだが、いつ何時今の会社をお暇するかわからないことも確かだといっておきたい。
フリーランスや場所に縛られない生き方をしていきたい。
そんなことを思った次第だから。