空の上での七並べ

いがもっちの意外かも

急がば落ち着け

「えっ……」

 朝起きるとバイトの始業時間はとっくに回っていた。

 一気に目が覚める僕。

 店長からかけられた3件の電話。

「うわぁあああああああーーー!」

 そこで僕は焦りに焦ったが、一旦落ち着こうと自分に言い聞かせた。 

 とりあえず急いで僕は店長に電話をかける。

「おう、気をつけてこいよ」

 店長はどこまでも優しかった。

 

 即行で身支度を済ませマンションの階段を駆け下りる時にまさかの閃き。

 このような状態でもアイデアが出るくらいに落ち着けるのが僕である。

故事成語で『急がば回れ』って言葉があるけど、よくよく考えれば、というかどう考えてもさすがに回る必要はないよな? それよりもまず落ち着くことが何よりも重要じゃない? 遅刻した理由が『回り道してきました』だと『お前馬鹿なの?』ってなるよね」

 人生というマクロな視点で見たときは回り道こそが近道だったということはよくある。人生に生き急いだときこそ回り道をせよというのには賛成だ。

 しかし、今はそんな言葉遊びをしている場合ではないし、ミクロ的な視点で見たときは焦っているのに回り道しては締め切りや時間オーバーになってしまう。

「回る」よりも落ち着くこと、冷静になることが重要じゃなかろうか?

 急ぐときや焦ったときは落ち着いて現状を整理する。

「焦って時点で負け」

 なんかめちゃくちゃ賢い大学に行った同級生がそんなこと言ってたな。

 めちゃくちゃ賢い大学に行った奴が言うんだから間違いないだろ。

 入試にしろゲームにしろスポーツにしろ焦ったら自分のポテンシャルを発揮することができない。

 なんにせよ焦ったり急いだときは、まず一旦落ち着こう。

  そう思った次第だ。