空の上での七並べ

いがもっちの意外かも

若者が出逢っておきたい100の物語

若者が出逢っておきたい100の物語 Reserve.st

Track11 THESIS 僕が大学3年生のときだ。 僕が所属する学科は3年生の頃からゼミに配属する決まりになっている。 ちなみに僕は比較国際教育学というゼミに所属した。 日本語もろくに喋れない男がいかに外国について学べというのか。 意味がわからない。 そ…

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Track7 NIGHT PARK 君と出逢ったのは大阪だった。 とあるイベントで知り合ってその後、一緒に食事をした。 僕は次の日、地元に帰ることが決まっていたから今日までしか会えないことがわかっていた。 食事の後、街を見下ろせる高台にある夜の公園に行く。 コ…

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Track9 170YEN 「君が毎日退屈だというならば170円旅行にでも出たらいいよ」 黒猫はそう言った。 「170円旅行?」 僕は聞き返す。 「170円を持ってとにかく家から飛び出すのさ。あとはその時の気分次第。そして170円以内でちょっとした近場の探検をするの…

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Track5 SAKECELLAR 彼女と出会ったのは彼女が働く酒蔵会社に行ったときのことだった。 清酒がほのかに香る酒蔵にたまたま顔を覗かせると彼女が受付をやっていた。 薔薇のように美しさと強さを兼ね備えた大人の女性。 それが僕の彼女に対する第一印象だった。…

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Track3 THAT MAN その男とはじめて出会ったのは図書館だった。 図書館で執筆活動をしていると傍目にその男が見えた。 若者のように派手な格好をしているのでも芸能人のようにオーラがあるわけでも教授のように厳かな雰囲気があるわけでもない。 だが忘れにく…

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Track1 SOLITUDE 地平の彼方まで野に咲く草々。 宙に浮いて師匠は語る。 「一つ一つの花はお互いに独立して咲くからこそ野として輝きを放つ」 所狭しと並ぶ軍隊にも似た可憐な花。 「地球に例えることができる。ヒトは独りで輝きを放てば美しい。されど成熟…